キッチンの上だけでも新しくしたい方のために・・・換気扇と吊り戸棚の交換
今回は、横浜市内にお住まいのお客様から、キッチンの換気扇交換についてご相談をいただきました。
換気扇はまだ動作していたものの、20年ほど前のタイプで、見た目や音などが気になっていたそうです。
シンクやコンロは状態が良く、十分に使えることから、今回は換気扇と吊り戸棚のみを交換したいとのご要望でした。
「キッチン全体をリフォームするほどではないけれど、部分的にきれいにしたい」というお声にお応えし、使いやすさと見た目の改善を重視した部分リフォームをご提案いたしました。
お客様の感覚
今回のお客様は横浜市のマンションにお住まいの方でした。
築20年以上のマンションでしたが綺麗に使われていたのでそんなに古さを感じさせない状態でした。
しかし、奥様は「まだ動くけど音も気になるし、見た目も古くなって…」とお悩み
しかも、吊り戸棚の明かりは無駄に埋め込まれている構造で、背の低い奥様はその分収納が減っているのが不満のようでした。
業者としての観察
吊り戸棚は黒系。換気扇はグレーと色が違う事が気がつきました。
戸棚の下にフックでいろいろ掛けておられたので
今回は下にも水切り棚をつけて軽めの物を置けるようにしました。
換気扇と吊り戸棚の色が違うのでこれらを同色にできるプランを探しました
さらに換気扇は左の梁からダクトが出ているような状況で幕板(上のカバー)が加工が必要でした
さらに、換気扇と吊り戸棚を支えている壁の下地がどのようになっているかわからないので、それなりの準備をして工事をする必要がありました。
できれば1日で交換が終了してほしいと思っていましたが、お客様には念の為2日かかる場合もあるとお伝えしました。
施工のポイント
既存の換気扇と戸棚を外すとボードが貼られていたのでその裏の下地がどのようになっているか確認しました。
その後新しい器具の固定位置を確認してその位置に木材で下地補強をしてボードを戻しました。
換気扇のダクトも延長する必要がありました。
梁の際から出ているのは観察できていたので、新しい換気扇の排気位置を無理にならない右から出ているタイプにしました。これらのことは事前に現場調査させて頂かないとどうしてもわからないので事前調査は本当に大切だと痛感します
周りのタイルは生かしいたままで設置するように努めました。
しかし、商品としては同じ600サイズの吊り戸棚でもメーカーによって厳密なサイズにはデザインのせいか違いがありました。
見た目を綺麗に収めたいので下のラインを既存を同じように固定して合わせました。それにいくらか時間がかかってしまいました。
下の水切り棚は上の吊り戸棚にビスで固定しています
壁にも固定できる商品ですが、タイル地なので穴をあける時に割れる可能性からそれはやめてボンドで固定しました。乾くまで養生テープで抑えて、翌日お客様に取ってもらいました
施工後
上が換気扇と吊り戸棚がグレーに統一されているのにお客様に喜んでいただけました。
換気扇の音も静かになった。と奥様は喜んでいました。
吊り戸棚は地震などにも安全な”扉キャッチ機構”をついた物にしました。
https://x.lixil.com/watch/6272403150001
これからも末永く使っていただけると嬉しいです